株式会社高周波ネッスル株式会社高周波ネッスル

高周波加熱、誘導加熱、高周波誘導加熱、高周波焼入、高周波ロウ付で未来を拓く株式会社高周波ネッスル。

用途紹介technology

  1. 高周波ネッスル ホーム
  2. 技術紹介
  3. 用途紹介

高周波誘導加熱の用途

  • ロウ付

    金属製品の銀ロウ、銅ロウ他全ての硬ロウ付の自動化に最適

  • 半田付

    電子部品、家電部品、計測器部品、自動車部品等の半田付作業に最適

  • 焼入

    自動車部品、精密機械部品等の焼入処理に、小物から大物まで適用

  • 焼鈍

    電線、ステンレスパイプ等の焼鈍やプレス加工品の絞り・曲げ加工の前処理

  • ビレットヒータ

    鍛造・押出成形加工の合理化や品質向上

  • 溶接・鍛接

    電縫管・フィンチューブの連続溶接、フープ材・コアー材の溶接

  • 溶解

    鉄鋼溶解、貴金属溶解・遠心鋳造新素材の真空溶解

  • 焼嵌

    コンプレッサ等のロータやシャフト・ベアリング等の焼嵌加熱

  • 溶着

    製缶接着、食品キャップシール、ラミネートチューブシール、スピーカー接着・乾燥押出モール接着

  • ボンバータ

    電子管、ネオン管、表示管、水銀灯、蛍光灯などのガス排気や、ゲッターフラッシュ

  • 半導体製造

    シリコン単結晶の引上げ、エピタキシャル成長

  • プラズマ加熱

    プラズマトーチ、エッチング

  • ハクリ・脱パン

    レンズ研磨皿のピッチハクリや金属製冷凍容器(パン)との冷凍品の分離

  • 樹脂コーティング

    小型モーター等の絶縁樹脂コーティングやパイプの酸化防止膜コーティング

  • プラスチック

    かしめ、ボルトインサート、溶着

  • 金型加工

    押出ノズルと成形ダイスや成形金型等の加熱

  • 熱サイクル試験他

    金属材料の熱サイクル試験

  • 教材としての加熱装置

    当社デモ用加熱装置を使用して、加熱テストができます。
    ワークサンプルを送って頂けましたら、当社技術員がテストを行ない結果を報告、又データ等を送付致します。
    ※詳しい内容についてはお問合せください。

高周波の出力推定

  • ワークを昇温、させる為の正味電力量(kW/sec)
  • Pa=4.186×M×C×ΔT(kW/sec)
  • M:ワーク加熱部の質量(kg)
  • C:ワークの比熱、(cal/g・℃)
  • ΔT:目標とする温度差(℃)
  • 高周波の必要出力(kW)
  • HFPa=Pa/(ηc×ηL)×K(kW)

例:Φ20-300LのSS丸棒を常温~500℃に10secで昇温する場合の高周波出力

  • ηc:結合度(0.4~0.9)
  • ηL:伝熱効率(0.5~0.9)
  • K:余祐度(1.1~1.5)
  • (1)ワーク重量約0.75kg
  • (2)昇温温度(ΔT)480℃(500℃-20℃)
  • (3)比熱 0.12

1.正味電力量

  • Pa=4.186×0.75×0.12×480=180kW/sec
  • 10secで昇温する場合の高周波出力は、180kW÷10sec=18kW
  • ∴18kWの正味電力量が必要となります。

2.高周波出力

  • HFPa=Pa/(ηc×ηL)×K(kW)
  • ηc=0.7
  • ηL=0.8
  • K=1.2
  • HFPa=18/0.7×0.8×1.2=38kW
  • ∴38kWの高周波出力が必要となります。

高周波装置の周波数

周波数の選定

周波数によりワークへの高周波電流浸透深さが異なる為に加熱部の形状寸法、材質、目的に応じて、最適周波数を選定しなければなりません。周波数選定は以下の点がポイントになります。

周波数帯 ワーク形状、加熱目的等
100Hz~5kHz程度 ・大型、重量物、厚い形状
・長時間の加熱
・ワーク全体の均熱加熱
5kHz~50kHz程度 ・小型~中型、軽~中量物
・中~長時間の加熱
・ワーク全体の均熱加熱
・ワーク均熱の精度が必要
50kHz~400kHz程度 ・小型、細い形状、薄い形状
・非磁性体(Al、BS、SUS等)
・局所加熱
・短時間加熱(1sec~10sec程度)
400kHz~2MHz程度 ・小片、細い形状、薄い形状
・非磁性体(Al、BS、SUS等)
・局所加熱
・短時間加熱(0.5sec~2sec程度)

高周波ネッスルの技術